anonymous

元手帳持ちがギリギリ普通の人間くらいになったやつです。そんな感じのあれです。

百円の恋見たから感想つらつら書いてくよ

 

どうもどうも、いつもように私です

今日も無職は暇だったので珍しく映画なんか見ちゃいました

何年間も気になってたけど何となく見てなかった安藤サクラさん主演の「百円の恋」

これはとんでもねえぞ...と思ったので、感想つらつら書いていこうかなと思います。

考察とかではなく感想ですし、2014年の映画なのでネタバレ(強姦の表現や濡れ場ありの映画です、苦手な人はここで逃げろ!!)全然しますんで

嫌な方はここでお戻りください、では参るわよ〜

 

 

 

『呆れるほどに痛かった』

 

映画の序盤〜中盤にかけて、主人公の一子がボクシング始めるまでの間ですね

マジでこのコピーのまんまだなって。

見てるこっちが苦しくて発狂しそうでした

無職、アラサー、処女、やる気無し、親のスネかじり。ダメ人間役満みたいな一子。

私はそんな一子と自分に重なる部分をいくつも見つけてしまって

深刻なダメージを負いましたし、見てるのしんどすぎて3回くらい休憩挟みましたわ

ガチでえぐかった、見るの諦めよかなと思ったもん。

 

周りに甘え、自分に負けてきた。

家族と取っ組み合いになり家を飛び出し

底辺みたいな職場で底辺なりに働き

同僚に強姦され

拾った男に絆されて身体を許し

愛し合ったつもりになって捨てられ

その行き場のない感情のままにボクシングを始める

 

説明下手ですまんやで、まあこんな感じの映画なんですけども

結末言っちゃうと、一子は一応プロ試験に受かってプロボクサーになり

試合を組んでもらって試合するんですね

家族と、自分を捨てていった男がみている前で。

んでまあ、ハッピーエンドにしたいなら一子を勝たせればいいわけなんですけど

現実って甘くないですね

一子はボロ負けします。

 

殴られて殴られて、マウスピース噛んでも口の中は血だらけで

顔は腫れ上がり呼吸は浅く早く苦しくなり

嘔吐いてうまく喋ることも出来ない。

殴られ何度も倒れる一子、そこで序盤に取っ組み合いになった家族である妹に怒鳴られます

 

『立てよこの負け犬!』

 

一子はこの言葉で叫びながら立ち上がるんですが

ここまじで痺れましたね。

自分は負け犬じゃない、まだ負けてない、

積み上げてきた努力と、見返してやりたい気持ちと。

えぐかったですここの描写。絶対見て欲しい。

 

あとは試合にまけて、会場を出る時ですね

自分を捨てて行った男が待ち伏せしてて、そこで一子は泣きながら言うんです

 

『勝ちたかった』

『1回でいいから勝ちたかった』

 

ポロポロなんて綺麗な泣き方じゃないです

しゃくりあげて、もう何言ってるかわかんないような泣き方で

1回でいいから勝ちたかったと何度も言うんです

負け続けてきた今までの人生で、1回でいいから勝ちたかった

妹に負け家を飛び出し、同僚の男に負けて襲われ、他の女に負け好きな男を盗られた

1回でいい、たった1回でもいいから勝ちたかった

それでも彼女は負けてしまいました

もうここは鼻水出るほど泣きました、一子の気持ちと、自分の気持ちが重なっちゃってまあ。

負け続けた人生、私は少し早く立ち上がれたけれど

一子と同じように30過ぎても苦しんでいたのかもしれないと思うと

ゾッとするし、他人ごとには思えなかった。

そしてそんな中、理由と原動力がなんであろうと立ち上がった彼女に、心からの賞賛を送りたい、

そんな気持ちになりましたわ。

 

 

そしてエンドロールにいくわけなんですが、そこで流れる主題歌の『百八円の恋』がまたいいんですわ

 

もうすぐこの映画も終わる

こんなあたしの事は忘れてね

これから始まる毎日は

映画になんかならなくても

普通の毎日でいいから

 

 

 

 

 

ネットでレビュー見た時は、暗すぎるだの女性軽視だの散々いわれてましたが

私はそんなこと全然思わなかったですわ

色んな人に見て欲しい、人を選ぶ映画だと思うけど

人生になんとなく刺激が足りないなと思ってるアラサー未婚女は全員もれなく見ろと

声を大にしてオススメしたい。

そんな映画でした。

 

 

まあ今日はこんな感じです

読みやすさ考えずにだらだら書きなぐっただけのあれなんで

読みにくかったらすまんやで、読んでくれてありがとうな

 

ぽやしみ〜